個人事業主がフリーローンの審査に通過するためには
個人事業主の場合には、フリーローンに申し込んでも審査には通りにくいようです。特に銀行のフリーローンでは安定した収入の条件が重視されるため、固定給制度で月々の収入が保証されているサラリーマンなどと比べると、収入が不安定で保証のない個人事業主の場合には審査には通りにくくなります。
しかし審査に通りにくいとされている個人事業主であっても、特定のポイントをクリアすることができれば審査に通過することができるはずです。今回は個人事業主が審査に通過するために重要なポイントについて、詳しくご紹介したいと思います。
フリーローンの審査ではどのようなポイントが重視される
フリーローンを提供する金融機関では、次の3つのポイントを重視して審査を行います。
- 返済ができる経済能力を有しているかどうか
- 返済の滞納などの際に確実な連絡が取れるかどうか
- 返済を行う意志があるかどうか
フリーローンの審査に通りやすいとされているサラリーマンの場合には、上記の条件を満たしやすいため審査では有利になるのです。給料による安定した収入が保証されていますし、勤務先に電話をすれば確実に連絡をとることができます。
また勤務先における立場などがありますので、積極的に返済を行う意思があると考えることができるのです。個人事業主であっても上記の条件をクリアすればフリーローンの審査に通過することができます。それでは具体的にはどうすればよいのでしょうか。
収入を証明することができる書類を提出しましょう
まずは安定した収入を獲得していることを証明することが必要です。過去における自分の年収を証明することができる、納税証明書や源泉徴収票などを過去3年分ほど準備して提出しましょう。
公的な書類により過去数年間安定した収入を獲得しているということを証明することができれば、金融機関が重視する「返済ができる経済能力を有しているかどうか」の条件を満たすことができるはずです。
フリーローンには借り入れ希望額が50万円以下であれば収入を証明できる書類なしで申し込むことができる場合が多いのですが、個人事業主の場合には少額の申し込みであっても収入を証明できる書類を提出することをおすすめします。
全ての連絡先を知らせるようにしましょう
個人事業主の場合には自宅と事務所が兼用であるケースが多いため、フリーローンを提供する金融機関では夜逃げなどにより連絡不能になってしまうことを警戒しています。
個人事業主の人は申し込みの際には全ての連絡先を金融機関に知らせるようにすれば、金融機関が重視する「返済の滞納などの際に確実な連絡が取れるかどうか」の条件を満たすことができるはずです。自宅の電話と携帯電話はもちろんなのですが、経営する事務所や店舗などの電話番号についても知らせるようにしてください。
また緊急連絡先として親族などの連絡先を知らせるようにすればさらに有利になります。金融機関に「この人にはいつでも連絡ができる」と判断してもらうことが重要なのです。
確実な返済の履歴を積み重ねて信用を獲得しましょう
金融機関が重視する「返済を行う意志があるかどうか」の条件については、申し込みの時点でこれを示すことは難しいといえます。これを示すためには確実な返済の履歴を積み重ねて信用を獲得することが必要です。
個人事業主の人がいきなり大きな金額の借り入れを申し込んでも審査に通過することは難しいですから、まずは審査に通過することを重視して少額の借り入れを申し込んでみてください。
審査に通過することができたらまずはコツコツと確実な返済を行って、一定の履歴を積み重ねることを心がけましょう。半年〜1年程度確実な返済を続ければ金融機関からの信用を獲得することができますので、その後は利用限度額の拡大などが認められる場合などもあるようです。
個人事業主の場合には信用を獲得することが必要になります
カードローンの審査では個人事業主はサラリーマンなどよりも不利になりますので、審査に通過するためには信用を獲得することが必要になります。
確実な返済を続けて金融機関からの信用を獲得することができれば、個人事業主であっても大きな金額の借り入れが認められるかもしれません。まずはじっくりと時間をかけて、コツコツと確実な返済を続けることが大切です。